ＭＦコミックスサイボーグ００９第28巻補完小説付解説（ネタバレあり）

ベビー・ポピンズ編
山田葉子

走れ！兄ちゃん編
弟
兄

水霊の泉編
プパカル　現公園管理官　ピュンマの後輩
バンティユグ

機械仕掛けの心臓編
香嶋奈々

ベビーポピンズ編
　　ジョーとフランソワーズは出掛ける為に家政婦紹介所からベビーシッター（山田葉子）を雇い入れた。ギルモア博士は会議でアメリカへ、張々湖は店が忙しくて、イワンの面倒を見る事ができないからだ。
　山田葉子はメリーポピンズに憧れて、優秀なベビーシッターになる事を夢見ていたが、山田葉子は物凄いどんくさすぎて自身を失いかけていた。
　イワンは彼女の自身を取り戻す為に超能力で脳に刺激を与えた。
　ジョーとフランソワーズが帰り、山田葉子が帰った後、イワンは疲れて眠ってしまっていた。
　
走れ！兄ちゃん編
　　ジョーは、林の中でトレーニングをしていた所ある少年に見られてしまう。
　少年は自分の兄をバカにしていた。そんな弟を見た兄は体を鍛えようとしていた。そしてジョーに勝負を挑んだ。
　勝負は負けたが弟は兄の最後までやりきった事で兄の事を認めた。
　
サイボーグ戦士
　ある男がある雨の日絵を描いていると、別の世界に入りこみ００４らしい人物が戦っている姿を目撃した。
　
結晶時間編
　　ジョーは目を覚ますと全く音が聞こえなかったので、ギルモア博士に見てもらおうとしたが、全て止まっていたので加速装置が作動したままだと思いスイッチをいくら押しても解除しなかった。
　１か月時が止まったままで気が狂いそうになったが、時が止まった状態が永遠かと思われたが、突如飛行機の爆音がし正常な空間に戻ってこれた事にほっとした。
　ギルモア博士の元に行き、彼がジョーに向けて書いた手紙を見たときに合点がいった。
　
水霊の泉編
　ピュンマは大学の後輩であり、現公園管理官のプパカルに呼ばれてアフリカにやってきた。そのバンティユグが荷物を運ぶためにやって来たが、ピュンマの姿を見ると逃げてしまった。
　今アフリカでは密漁の被害多発していた為に呼ばれたのであった。
　ピュンマはバンティユグの事が気になり、彼の村に行き祖父に会いに行った。
　祖父によると成人の儀であるニヤの儀式が嫌で逃げ出したのであった。その儀式は死者も出るという事であった。
　水霊の泉に行き、原因を探っているうちにそこは電気ナマズの繁殖地であった。
　原因が解ったピュンマはバンティユグを探し、逃げてる間は一人前の大人になれないと諭し、儀式に参加させた。
　密漁犯を水霊の泉に誘いだし、電気ナマズによる感電死させた。密漁犯は資金稼ぎの為に作られたサイボーグであった。生き残ったもの達も捕らえて自白させ基地を破壊できた。
　こっそりグリースを参加者全員に塗らせ、儀式に臨んだもの達は皆無事であった。グリースは電気を通さないからだ。
　
機械仕掛けの心臓編
　００４は不良に絡まれている少女を救出し、彼女の家に連れて行かれた。懇願されて一晩そこの家に泊まった。寂しさの余りに非行に走った少女に学校にちゃんと通い、両親や警察に言うことを言い諭した。その直後昨夜の不良が襲ってきたが撃退し、つらくても負けないで生きていく人間もいるということを言った。

　僕達は、山田葉子さんというベビーシッターさんに００１を預けて出掛けて行ったんだよね。でも、このベビーシッターさん大丈夫かな？何となく頼りない感じだけど、００１預けて大丈夫かな？と一瞬心配になったけど、出掛ける時間が来たから出掛けたけど、本当に大丈夫かな？
　
　帰ってみると、あれ？雰囲気が違う？何かあったのかな？なんて言うのかな？最初は見るからにオドオドしてた感じだけど、今は自信に満ち溢れている感じ。何かあったのかな？
　
　おまけ
　はあー。疲れちゃったよ。何なのあのベビーシッターさん。お腹すいたからミルクを貰おうとおもったのだけど…。階段踏み外すわ、ドアに指挟むわ。滅茶苦茶ドジー。もう目が離せない感じ…。
　でも、このままでは生きていけないから僕の力で何とかしよう。
　
　少しは自信がついたみたい。はぁ良かった。疲れたからもう寝ちゃおう。おやすみー。

　僕は、ある兄弟と知り合いになった。弟は頭の良い兄をバカにしていた。
　どうして、お兄さんをバカにするの？勉強の出来ない弟をバカにすることだってあるんだよ。
　
　競争を持ち掛けられ、ワザと勝ったふりをした。
　お兄さんを馬鹿にしてはいけないよ。兄弟がいるだけで幸せなんだよ。僕には喧嘩する兄弟がいないから、羨ましいけど…。
　いつまでも、仲良くね。

　僕が目を覚ますと周りが止まって見えた…。加速装置が作動したままだと思って、慌てて止めようとしたけど…。止まらない故障したと思い博士の元にいったよ。でも、博士は時の向こう側。
　どうして、こんな事に…。
　
　何カ月もこんな状況。堪らない、誰か助けて…。たった一人でもう嫌だ。お願い誰か僕を助けて！一人はもうたくさん。お願い助けて！
　
　時間は唐突に動き出した。僕は安堵したよ。
　
　おまけ（クサいセリフを言っている時、フランソワーズにもし聞かれていたら）
　ジョー、あんなところで何言ってるのかしら？面白いからもうちょっと見てましょう。でも、直に行って欲しかったわ。博士、自然に治るって言ってたからいいでしょう。

水霊の泉編
　バンティユグ、儀式を逃げてばかりいたら良い大人になれんぞ…。
　でも、少し気になる事がある。よし調べてみよう…。
　
　電気ナマズの電気を通さないものを塗ればいいのだな。よし、対処法が見つかった。後は密漁犯たちをどうするかが問題だな…。
　
　密漁犯がサイボーグだったのは驚きだったけど、でも、全てがうまくいった良かった良かった。

　俺は、香嶋奈々という少女にあった。親の愛情を受けてない可哀想な子。何かジョーに似ているような気がする。
　
　一緒に一晩いて欲しいと頼まれた。本当に寂しいのだろう…。誰にも相手されずに…。本当の友達にも出会えずに今まで生きていたのだろう。
　
　俺は自分の腕を見せ、強く生きろと諭した。彼女の心にどう映ったかは解らない。
　
　おまけ
　原作初期の小学生の設定の場合。
　「アルベルト！小学生と一緒だったんだって～。うわーロリコンだったんだ。イワン！アルベルトの傍に行っちゃダメだよ。何されるか解らないから…」
　
　高校生の設定の場合
　アルベルト！高校生の家に一晩一緒にいたんだ。ねぇ、彼女にいくら渡したの？えっ、渡してない？何だ援交じゃないのか？
　
　どっちにしても、アルベルト側からすると、コラ、待て。という状況ですね。