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第6話
とある中国での農村での事。
「はぁ、今日も農産物が取れなかったアル。働けども暮らしは楽にならないアル。豚は居るがこんなやせ細った豚では腹の足しにならないアル。もう何日食べてないアル」
と農産物が取れずに悲嘆に暮れる一人のひよこがいた。
そして、悲嘆のあまり首に縄をかけて自殺しようとした時、二羽のカラスがやって来て、縄を切断してしまった。
「邪魔しないでくれアル。もう生きていても仕方ないアル」
「自殺したいのならすれば良い。しかし、食べ物を腹いっぱい食べたいとは思わないか」
「物が食べれるアルか。死ぬ前に一度だけ腹いっぱい食いたいアル。」
と言ってひよこはある所に連れて来られ、そして、
「さあ、腹いっぱい食え。未練がないように」
「有難うアル。御恩は一生忘れない。頂きまーす。」
とばかりに手当たり次第頬張り始めた。二羽のカラスは内心ほくそ笑みながら見ていた。
そして…、
「お腹いっぱいになったら、眠くなってきたアル。少し休むアル」
といいながら、眠ってしまった。それを見ていた二羽のカラスは、
「睡眠薬の効き目は上出来だ。良く眠っている。良し、今のうちに改造してしまおう。彼を手術室へ運ぶんだ」
と部下に指示を出した。
ーー1か月後
目を覚ました、彼は。一息吐いた途端ボワ~と炎が出たのに吃驚し、
「何がどうなっているアルか。ワテの体どうなってしまったアル~」
「君は一回死んで産まれ変わったのだよ。張々湖君。どんな気分だね」
「馬鹿な。こんなのワテじゃないアル。元に戻すアルよろし。」
「君はもう元には戻れない。諦めるんだな。一晩たてば考えも変わるだろう」
と言いつつ立ち去っていった。
「騙したアルか。ワテはこれから如何すればいいアルか」
暫くたった後、6人の赤い服をきたひよこが入ってきて、一番小さなひよこが話かけて来た。
「こんにちは。相当吃驚しているみたいだね」
「何がどうなっているか解らないよ」
「色々と説明してあげる。僕達もそして君も改造ひよこ、ピヨボーグなんだ」
「ピヨボーグアルか。」
「何故、改造されたかというと彼ら。黒い幽霊団というんだけどね。黒い幽霊はピヨボーグを量産して世界征服をもくろんでいるんだ。」
「世界征服アルか。そんな事させてはいけないアル。」
「そう、けど僕たちはそんな彼らを倒そうとするつもりなんだ。その為にも仲間がいる。僕たちと一緒に来て欲しい」
「解ったアル。そんな事ならワテも仲間に入れて欲しいアル。どうすればいいアル?」
「今はまだ早い。時が来るその時まで待っていて欲しい。君はぴよぴよ6になる。」
「解ったアル」
そして、待つことにした。ぴよぴよ9が合流するその時まで…、ぴよぴよ6は待つことにした。
あとがき
久しぶりのピヨボーグぴよぴよ9シリーズです。
くれぐれもひよこが豚なんて食べるもんか!
と突っ込まないで下さい。
これまでの話は創作コーナーにリストがありますから、
そこからどうぞ。
細々とサイト内も変えてます。
よろしくお願いします。
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